RT-Middlewareとは
RT-Middlewareとは 

インターネットの広がりとともに、ロボットやロボットシステムをネットワーク化しネットワーク上のリソースを活用して、更なる知能化を目指す研究・開発が盛んに行われています。しかしながら、これらのシステムの開発には通常膨大な開発技術者の投入及び、長い開発期間が必要で、ロボット製品として市場に提供できるだけのレベル、機能、価格のものはいまだほとんど世に出ていないのが現状です。
RTミドルウエアは、様々なロボット要素(RTコンポーネント)を通信ネットワークを介して自由に組み合わせることで、多様なネットワークロボットシステムの構築を可能にする、ネットワーク分散コンポーネント化技術による共通プラットフォームを確立することを目指しています。
ここでいうロボットシステムとは、必ずしも移動ロボットやヒューマノイドロボットといった単体のロボットのみを想定している訳ではなく、「ロボット技術を活用した、実世界に働きかける機能を持つネットワーク化された知能化システム」の総体としてのロボットシステムを指しています。例えばセンサ、アクチュエータを生活空間の中に分散配置させ、ネットワークを介して協調することにより生活支援や介護を実現するといった、一見ロボットには見えないがロボット的な技術を利用したシステムを広く包含しています。実際、センシング技術とセンサから得られる信号の処理、及びアクチュエータ等による現実世界への働きかけのフィードバックにより相互作用を行うシステムはロボット技術といってよいでしょう。日本ロボット工業会が主体となり、こうしたロボット技術の総称を RT(RobotTechnology) と呼ぶことが提言されています。
RTミドルウエアはこうした技術(RT)の共通プラットフォームを整備し、ロボット研究・開発の効率を高め、RTの適用範囲を広げ、さらには新たな市場を拓くことを目指して現在も開発が続けられています。ロボットシステムのソフトウェア開発においては、通常のソフトウェア開発と比べて、ロボットシステム特有の問題のためにソフトウェアの再利用性が低く開発効率が悪いといった問題が指摘されています。こうした背景から、ロボット技術要素をソフトウェアレベルでモジュール化し、その再利用性を高めるミドルウェアを研究・開発し多くのユーザに使ってもらい、さらには開発に参加してもらうことで、ロボットシステム開発に資する共通プラットフォームを提供することがRTミドルウエアの目的なのです。
OpenRTM-aist



