Java RTC CPackによる msi 作成 動作確認¶
RTCBuilder が生成するJava RTCのソースコードをビルド、パッケージ作成、パッケージのインストール、パッケージのアンインストールを実施して、問題がないことを確認します。
準備¶
以下がインストールされていることを前提とします。| ソフトウエア | |
|---|---|
| OpenRTM-aist | 3言語(C++、Java、Python)+ツール(Eclipse+rtshell) | 
| CMake | MakeFileを生成します。 | 
| JDK | RTCをビルドするために必要です。 | 
| ant | |
| WiX Toolset | msiを生成するために必要です。 | 
| Graphviz | |
| Visual Studio | 
参考¶
- Windows へのインストール
 - コンパイル方法
 - CPack を使ったパッケージ作成(Windows/Linux での共通設定)
 - CPack で msi 作成(Windows)
 - RTコンポーネント作成
 
確認の流れ¶
RTCBuilder で Java の RTC を生成¶
データポート、サービスポート、コンフィグレーションを持つRTCを生成します。以下の設定でコード生成します。
| タブ | 項目 | 設定 | 
|---|---|---|
| 基本プロファイル | モジュール名 | JavaRTCTest | 
| バージョン | 3.1.4 | |
| モジュールカテゴリ | Tests | |
| アクティビティ | onExecute | ON | 
| データポート | ポート名(InPort) | foo | 
| データ型 | TimedString | |
| ポート名(OutPort) | bar | |
| データ型 | TimedString | |
| サービスポート | IDLファイル | C:\Program Files (x86)\OpenRTM-aist\1.2.0\Components\Java\RTMExamples\SimpleService\MyService.idl | 
| インターフェース型 | MyService | |
| コンフィギュレーション | データ型 | int | 
| デフォルト値 | 1 | |
| 言語・環境 | Java | ON | 
ビルド¶
コード生成後、Javaパースペクティブを開いて、build_JavaRTCTest.xml のファイルを右クリックし、[実行]-[1 Ant ビルド] を選択します。
これでビルドが開始されます。
✔ コンソールウィンドウにエラーが表示されずにビルドが終了することを確認します。
✔ エクスプローラでworkspaceのプロジェクトのbinにclassファイルがあることを確認します。
✔ エクスプローラで workspace のプロジェクトのdocにhtmlファイルがあることを確認します。
CMake¶
GUI 版 Cmake を起動してディレクトリーを指定します。
| Where is the source code | workspace のプロジェクト名のフォルダを指定します。ex)C:\Users\openrtm\workspace\javatest | 
| Where to build the binaries | ソリューションファイルなど出力するフォルダを指定します。ex)C:\Users\openrtm\workspace\javatest\build | 
[Configure] ボタンをクリックしてConfigureを実行します。
使用するプラットフォームを選択します。 
✔ エラーがないことを確認します。
[Generate] ボタンをクリックしてGenerateを実行します。
✔ エラーがないことを確認します。
✔ 「Where to build the binaries」で指定したフォルダにファイルが出力されていることを確認します。
CPack¶
cmakeが出力した 「JavaRTCTest.sln」をダブルクリックします。
VisualStudio が既起動します。
ソリューション エクスプローラーから[PACKAGE]を右クリックして[ビルド]を選択し実行します。 
✔ エラーなくPACKAGEが終了することを確認します。
✔ 「JavaRTCTest314_rtm120_win64.msi」が生成されていることを確認します。
インストール¶
CPackが出力した 「JavaRTCTest314_rtm120_win64.msi」をダブルクリックします。
画面の指示に沿ってインストールします。
✔ エラーなくインストールが完了することを確認します。
✔ 指定のフォルダに必要なものがインストールされているこを確認します。
✔ [スタートメニュー]に[JavaRTCTest314_rtm120_win64]という項目があり、そこに「JavaRTCTest.bat」があることを確認します。
起動と終了¶
インストールしたJavaRTCTestを実行します。
[スタートメニュー]-[Start Naming Service]でネームサーバを起動します。
[スタートメニュー]-[JavaRTCTest314_rtm120_win64]-[JavaRTCTest.bat]でコンポーネントを起動します。
✔ 画面にエラーが表示されずに起動することを確認します。
✔ RTSystemEditorのネームサービスビューに JavaRTCTest0|rtc があることを確認します。
ネームサービスビューに JavaRTCTest0|rtc を右クリックして[Exit]をクリックします。
✔ JavaRTCTestが終了することを確認します。
アンインストール¶
[コントロールパネル] を開き、[プログラムのアンインストール] をクリックします。
[JavaRTCTest314_rtm120_win64]を選択してアンインストールします。
✔ アンインストールが実行されエラーなく完了することを確認します。
✔ インストールしたファイルが削除されていることを確認します。