ATDE for OpenRTM-aist はアットマークテクノ社が販売する小型組み込みCPUボード Armadilloシリーズ上で動作するRTミドルウエアおよびコンポーネントを開発するための開発環境です。 ATDE for OpenRTM-aist にはコンパイル済みのOpenRTM-aist-1.1.0および、ArmadilloでRTCを動作させる環境を作るための各種ツールが同梱されています。 手間と時間のかかるユーザランドの書き換えを行うことなく、USBメモリやSDメモリを利用することで開発の効率化、運用の手軽さを実現しています。
RTミドルウエアコンテスト2012にはこれまでで最多の17件の応募がありました。 応募作品の発表会は福岡国際会議場(福岡県福岡市)で行われる第13回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会「SI2012」の特別セッション「RTミドルウエアコンテスト」において行われます。
セッションの最後には表彰式が予定されており、計測自動制御学会学会RTミドルウエア賞を含め15件の賞が授与される予定です。
RTミドルウエアコンテスト2012応募作品一覧
RT Components for using MORSE Realistic Simulator for Robotics
Description
小型ヒューマノイドの共通プラットフォームRTC群
概要
私たちはヒューマノイドの開発環境をRTM上に実装しました。 近年ホビーロボットや研究用途の小型ヒューマノイドの販売・自主製作が増えています。これらのロボット間にはシステムの互換性はなく、データの共用化などは全く進んでおりません。
そこで私たちは、各ロボット間で共用可能なプラットフォームをRTM上で実装しました。ここでは開発したRTCの適用例を示し、用いるコンポーネントを配布します。
特徴
RTCビルダ on the Web
RTCビルダ on the Web(RTCBoW)は、RTコンポーネントを開発するためのツールであるRTCビルダを、Webアプリケーションとして実装したものです。
本家のRTCビルダは、Eclipseのプラグインとして実装されており、問題なくインストールできていれば使いやすいツールなのですが、Eclipse自体がJavaを要求することもあり、Webアプリにできないかと思って開発を開始したものです。
開発にあたっては、単にRTCビルダのWebアプリ版を作るのではなく、Webアプリでできることを最大限利用することを念頭において開発を進めています。
RTCBoWの主な特徴は、以下の通りです。
また、現在のところRTCoWでは、以下の機能が未実装です。
ATDE for OpenRTM-aist
本ツールはRTMコンテスト2012応募です。NTTデータ奨励賞「データを変える力を、ともに生み出す賞」を受賞しました。
概要
ATDE for OpenRTM-aist はアットマークテクノ社が販売する小型組み込みCPUボード Armadilloシリーズ上で動作するRTミドルウエアおよびコンポーネントを開発するための開発環境です。 ATDE for OpenRTM-aist にはコンパイル済みのOpenRTM-aist-1.1.0および、ArmadilloでRTCを動作させる環境を作るための各種ツールが同梱されています。 手間と時間のかかるユーザランドの書き換えを行うことなく、USBメモリやSDメモリを利用することで開発の効率化、運用の手軽さを実現しています。
Armadillo-220/240では、USBメモリにOpenRTMのライブラリおよびRTCをインストールし、これを挿入することでRTCが自動実行されます。 一方、Armadillo-440では、SDメモリカードが利用可能ですので、SDメモリにOpenRTMのライブラリおよびRTCをインストールし実行可能です。
ドキュメント
RTによるプレゼンテーション支援コンポーネント群
概要
特徴
仕様
追尾カメラモジュール制御RTC群
概要
特徴
仕様
コンポーネント群
ソースコード/マニュアル/紹介動画/プレゼンテーション資料
クァッドロータを制御するRTコンポーネント群
概要
RTMコンテスト2012にて発表しますクァッドロータの制御を行うRTC群です。特徴
Futaba製サーボモータRSシリーズ制御用RTC
概要
双葉電子工業(株)製のコマンド式サーボモータRSシリーズを制御するコンポーネントです適用事例としてアームコンポーネントと、レーザースキャナコンポーネントも配布しています
その他開発支援RTCや資料なども配布中です
特徴
再利用性に配慮したシンプルなポート構成にて製作しています
付属するpyrs.pyを通して制御を行なっているので、ユーザーの好みに合わせて機能を拡張を簡単に行えます
各コンポーネントの詳しい説明はコンポーネントのリンク先に記述してあります
名前をクリックするか、下のダウンロードから飛んでください
モーションキャプチャデバイスを利用可能にする RSNP Gateway RTCの開発
概要
RTCをインターネットに公開するためのRSNP Gateway RTCを当研究室で昨年開発したが、1.AR(Argument Reality)サービス以外への展開、2.ARサービス以外に適用する際の通信速度向上及び、3.Visionモジュール以外での接続を課題としている。適用範囲を拡大するための解決方法として、KinectをRSNP Gateway RTCに接続するKinectRTCに着目、ジェスチャーを使ったオンラインドキュメントサービス(手の位置情報を用いて複数人同時の編集を可能にするサービス)の考案を試みた。また、配信型通信方式の実装により、ストレスを感じさせない通信速度を確保し、通信速度の向上を試みた。さらに、公開済のKinectRTCにおける座標の取得範囲が全身をカバーするものであり、手の座標取得が安定しないこと、手のモーション入力が実装されていないため 、RSNP Gateway RTCに接続する新たなKinectRTC開発を試みた。 これにより、全身および腕によるモーションでの入力インターフェースを増やし、これまでターゲットにならなかったユーザ層及び、新規分野へアプローチを試みた。
対戦アルゴリズムを容易に変更可能なエアホッケーロボットRTC
概要
本システムは、電気通信大学知能システム学講座に設置されている エアホッケーロボットを使った対戦アルゴリズム開発を促進するものであり、 以下の4つのコンポーネントで構成されています。
これらのコンポーネント群を利用して対戦アルゴリズムRTCを作成することで、 対戦アルゴリズムの開発や比較検証を容易に行うことができます。
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