マスターマネージャ、スレーブマネージャ

概要

マネージャ

マネージャはRTCを管理する仕組みです。 1つのプロセスに1つのマネージャが起動します。

マスターマネージャ、スレーブマネージャ

マネージャにはマスターマネージャとスレーブマネージャの2種類あります。 マスターマネージャはスレーブマネージャを管理する上位のマネージャであり、スレーブマネージャはRTCの生成、実行するためのマネージャです。

manager1.jpg

RTSystemEditor等の外部のツールからマスターマネージャのAPIを呼び出すことでRTCの生成、削除などが実行できます。 RTCはマスターマネージャ上では直接起動せずに、マスターマネージャがスレーブマネージャのAPIを呼び出してRTCを起動するように指令します。

manager2.jpg

以下はPythonでマスターマネージャにRTCの生成を指令するプログラムの例です。

 import sys
 from omniORB import CORBA
 import RTM
 
 orb = CORBA.ORB_init(sys.argv, CORBA.ORB_ID)
 obj = orb.string_to_object("corbaloc:iiop:localhost:2810/manager")
 mgr = obj._narrow(RTM.Manager)
 
 rtc = mgr.create_component("ConsoleIn&manager_name=samplemaneger")

マスターマネージャを起動する場合はrtcdを-dオプションを付けて実行します。

 rtcd -d -f rtc.conf

rtc.confでモジュール探索パスを設定しておく必要があります。

 manager.modules.load_path: C:/Program Files/OpenRTM-aist/1.2.2/Components/C++/OpenCV/vc14

スレーブマネージャを起動する場合は特にオプションは必要ありませんが、rtc.confでマネージャ名、モジュール探索パスを設定してください。 またデフォルトの設定ではRTCが1つも実行してない場合にマネージャを自動終了する機能があるためそれをオフにしてください。

 manager.instance_name: samplemaneger
 manager.modules.load_path: C:/Program Files/OpenRTM-aist/1.2.2/Components/C++/OpenCV/vc14
 manager.shutdown_auto:NO

API

load_module

unload_module

get_loadable_modules

get_loaded_modules

get_factory_profiles

create_component

create_componentはRTCを生成するためのAPIです。 以下のように引数に起動するRTCのベンダ名、カテゴリ名、コンポーネント名、言語名、バージョン番号を入力することでRTCを生成します。

 mgr.create_component("RTC:AIST:Example:ConsoleIn:C++:1.0.0")

引数の文字列は以下のような内容で入力します。

 RTC:[vendor]:[category]:[implementation_id]:[version]

ただし、implementation_id以外は省略できるため、以下のようにRTC名だけを入力しても生成できます。

 mgr.create_component("ConsoleIn")

RTCはスレーブマネージャ上で起動しますが、RTCを起動するスレーブマネージャを指定する場合は以下のようにmanager_nameのオプションで指定します。

 mgr.create_component("ConsoleIn&manager_name=samplemaneger")

起動するスレーブマネージャをアドレスとポート番号を指定してRTCを起動する場合はmanager_addressのオプションで指定します。

 mgr.create_component("Flip&manager_address=localhost:2811")

マネージャの動作について

スレーブマネージャ名を指定した場合に指定のスレーブマネージャが起動していない場合

manager_nameオプションでスレーブマネージャ名を指定した場合に指定のスレーブマネージャが起動していない場合、マスターマネージャは指定の名前のスレーブマネージャを起動します。 例えば、以下のsamplemanegerという名前のスレーブマネージャが起動していない場合、新たにsamplemanegerという名前のスレーブマネージャを起動します。

 mgr.create_component("ConsoleIn&manager_name=samplemaneger")

スレーブマネージャ名を指定しない場合

以下のようにmanager_nameオプションを指定しない場合、manager_[プロセスID]の名前のスレーブマネージャを新たに起動します。

 mgr.create_component("ConsoleIn")

同一コンポーネント名のRTCがロード可能な場合

例えばOpenRTM-aistのサンプルコンポーネントにはC++、Python、Javaで実装したConsoleInコンポーネントの3種類が使用できます。 同一コンポーネント名のRTCを区別して起動する場合、以下のように言語名で区別することができます。

 mgr.create_component("RTC:AIST:Example:ConsoleIn:Python:1.0.0")

言語名でも区別できない場合は、予めRTCを起動するスレーブマネージャを起動しておいて、create_componentでマネージャ名を指定することで対応できます。

delete_component

get_components

get_component_profiles

get_components_by_name

get_profile

get_configuration

set_configuration

is_master

get_master_managers

add_master_manager

remove_master_manager

get_slave_managers

スレーブマネージャのAPIを直接呼び出す場合はget_slave_managersでマスターマネージャからスレーブマネージャを取得して実行します。 以下は指定の名前のスレーブマネージャでモジュールをロードしてRTCを起動する例です。

 import sys
 from omniORB import CORBA
 import RTM
 import OpenRTM_aist
 
 orb = CORBA.ORB_init(sys.argv, CORBA.ORB_ID)
 obj = orb.string_to_object("corbaloc:iiop:localhost:2810/manager")
 mgr = obj._narrow(RTM.Manager)
 print(mgr.create_component("Flip&manager_name=samplemaneger"))
 
 
 def getSlaveManager(master, slavename):
     slavemgrs = master.get_slave_managers()
     for slavemgr in slavemgrs:
         prof = slavemgr.get_configuration()
         prop = OpenRTM_aist.Properties()
         OpenRTM_aist.NVUtil.copyToProperties(prop, prof)
         name = prop.getProperty("manager.instance_name")
         if name == slavename:
             return slavemgr
     return None
 
 
 samplemaneger = getSlaveManager(mgr, "samplemaneger")
 samplemaneger.load_module(
     "C:\\Program Files\\OpenRTM-aist\\1.2.2\\Components\\C++\\Examples\\vc14\\ConsoleIn.dll", "ConsoleInInit")
 samplemaneger.create_component("ConsoleIn")

add_slave_manager

remove_slave_manager

fork

shutdown

restart

get_service

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