Debian GNU/Linux 7.0 rtunit0 ttyAMA0
rtunit0 login: pi
Password:
Last login: Sat Feb 9 03:40:44 UTC 2013 on ttyAMA0
Linux rtunit0 3.6.11+ #371 PREEMPT Thu Feb 7 16:31:35 GMT 2013 armv6l
The programs included with the Debian GNU/Linux system are free software;
the exact distribution terms for each program are described in the
individual files in /usr/share/doc/*/copyright.
Debian GNU/Linux comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY, to the extent
permitted by applicable law.
NOTICE: the software on this Raspberry Pi has not been fully configured. Please run 'sudo raspi-config'
$ raspi-config
# ifdown wlan0
# ifup wlan0
Internet Systems Consortium DHCP Client 4.2.2
Copyright 2004-2011 Internet Systems Consortium.
All rights reserved.
For info, please visit https://www.isc.org/software/dhcp/
: 中略
DHCPREQUEST on wlan0 to 255.255.255.255 port 67
DHCPOFFER from 192.168.11.1
DHCPACK from 192.168.11.1
bound to 192.168.11.26 -- renewal in 34810 seconds.
Raspberry Pi の起動
Raspberry Pi に HDMIモニター、キーボード、ネットワークを接続してください。
SDカードを挿入し Raspberry Pi に始めて電源を投入すると、各種ドライバの読み込み画面が表示された後、以下の設定画面 (raspi-config) が表示されます。
なお、後述の PiRT-Unit のシリアルコンソールから操作する場合、raspi-config は表示されません。 以下のユーザー名、パスワードでログインして raspi-config コマンドを実行することで初期設定を行うことができます。
設定項目
各項目の内容を以下に示します。 必要に応じて各項目の設定を行ってください。
上記の各項目を設定した後は、[Tab] キーにて [Finish] を選択して実行してください。 Raspberry Pi 本体が再起動し、各種設定が有効となります。
再起動後、コマンド入力待ち状態で、「startx」を実行すると Raspbian のデスクトップ画面が表示されます。
終了する場合は、以下のコマンドで停止した後、本体から電源を抜いてください。
無線LAN の設定
Raspberry Pi の USB に無線LANドングルを挿入し設定することで、Raspberry Pi を無線化できます。 移動ロボットなどに搭載する際には便利です。
/etc/network/interfaces の編集
まず、/etc/network/interfaces を以下のように編集します。
以下の2か所を書き換えます。
/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf の編集
次に、無線LANの ESSID とキーを登録します。
SSID には無線LANの ESSID、pass には無線LANのキーを入力します。リダイレクトの際、> ではなく >> (追記)を使用するよう注意してください。 結果は以下のようになっていると思います。
無線LAN アクセスポイントの設定によっては、追加の設定が必要になるかもしれません。 以下に、一例を示します。
最後に、インターフェースを初期化します。
ここで、無線LAN に接続できない場合、/etc/network/interfaces, /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf の設定を見直してください。
無事、無線LAN wlan0 に IPアドレスが割り振られました。
ホスト名でリモート接続する
Raspberry Pi に ssh でリモートログインで操作する場合、固定IPアドレスを割り振っていなければ、通常 Raspberry Pi の IPアドレスをコンソールで調べて接続する必要があります。
そこで Bonjour互換の avahi というサービスをインストールします。 Bonjour は Apple が提唱するネットワーク上のサービスを自動的に検索して利用できるようにするためのサービスです。 avahi を使うと、DHCP で IPアドレスを割り振っている Raspberry Pi に対してもホスト名でアクセスすることができるようになります。
ホスト名の設定
他のホスト名と衝突しないホスト名を選び設定します。
/etc/hostname に1行目にホスト名を記載します。初期値は raspberrypi となっています。 さらに、/etc/hosts の 127.0.1.1 raspberrypi となっている部分を上で決めた自分のホスト名に書き換えます。
avahi-daemon のインストール
以下のコマンドで avahi デーモンをインストールします。
自ホストに対してping を打ってみます。ホスト名の後に .local を付けた名前を使います。
これで ping が返ってくれば、avahi がほぼ正しく設定されていることになります。
Bonjour のインストール (Windowsのみ)
PC から avahi が設定された RaspberryPi にアクセスするためには、PC側にも avahi か Bonjour がインストールされている必要があります。
Linux では、RaspberryPi と同様に avahi-daemon をインストールすれば使用できます。また Mac はデフォルトで Bonjour がインストールされているので、特に何もする必要がありません。
Windows ではデフォルトでは Bonjour はインストールされていません。 最も簡単に Bonjour を導入する方法は iTunes をインストールすることです。
どうしても iTunes をインストールしたくない場合は、アーカイバアプリケーションなどで、ダウンロードした iTunesSetup.exe を展開すると BonjourSetup.exe を抽出することもできます。
また、以下の Apple Bonjour 印刷サービスにも Bonjour が同梱されています。(iTunesに同梱されているものよりバージョンが若干古いようです。)
現在 Applie では Bonjour for Windows 単体としては配布は行なっていませんが、かつて配布していたものを再配布しているサイトも幾つかあります。(ただし、古いバージョンしか入手できないようです。) 以下は Appleサイト以外の Bonjour ダウンロードサイトです。自己責任でご利用ください。
Bonjour がうまく機能しない場合
ファイヤウォールが動作している場合、Bonjour がうまく機能しないことがあります。 その場合、UDPポート5353を開放するかファイヤウォールを OFF にしてください。
TeraTerm のインストール
Windows から RaspberryPi に ssh 経由でログインするためには、ssh クライアントをインストールする必要があります。 Windows で利用可能なクライアントは多数ありますが、ここでは Tera Term を紹介します。
TeraTerm をインストール後、起動すると接続ダイアログが現れるので、先ほど設定したホスト名+.local を「ホスト」のテキストボックスに入力しOKを押します。 パスワードが変更されていなければ、
でログインできます。
なお、Linux や Mac はターミナルウインドウを開いて
のようにして接続します。