Choreonoid用OpenRTM連携プラグイン Python版 インストール手順

動作環境

動作環境は以下の通りです。

  • Windows 8.1
  • Windows 10
  • Ubuntu 14.04
  • Ubuntu 16.04

Windowsの場合はビルド済みバイナリを配布してあります。

インストール手順(Windows)

Python

Python 2.7(64bit)をインストールしてください。

Choreonoid

ビルド済みChoreonoid+OpenRTM連携プラグインは以下からダウンロードできます。

このファイルをLhaplus等で適当な場所に展開すればインストール完了です。

ソースコードからビルドする場合

何らかの事情によりソースコードからビルドせざる得ない場合は、以下のページの手順でビルドしてください。

インストール手順(Ubuntu)

ダウンロード

Choreonoidのインストール手順についてはChoreonoid ホームページに詳しく記載されているようなのですが、一応こちらでも説明します。

Choreonoidのソースコードですが、以下の理由により独自の変更を加えてあります。

  • OpenRTM連携プラグインのRTシステムエディタ上でRTCをダブルクリックした際に専用Pythonエディタを開く機能を追加するための変更
  • 2017年7月時点でWindowsで動作しなかったため一部変更
  • Pythonでライトを操作するための関数追加

このため、オリジナルのChoreonoidではなくフォークしたものをクローンしてください。

 git clone https://github.com/Nobu19800/choreonoid.git

gitをインストールしていない場合は以下のコマンドを入力してください。

 sudo apt-get install git

インストール

依存ライブラリ

Choreonoidには必要ライブラリをインストールするスクリプトが付属しているようなので、このスクリプトを起動してください。

 cd choreonoid
 sh misc/script/install-requisites-ubuntu-14.04.sh

OpenRTM-aist

 wget http://svn.openrtm.org/OpenRTM-aist/tags/RELEASE_1_1_2/OpenRTM-aist/build/pkg_install_ubuntu.sh
sudo sh pkg_install_ubuntu.sh

OpenRTM-aist-Python

以下のコマンドを入力してください。

 wget http://svn.openrtm.org/OpenRTM-aist-Python/tags/RELEASE_1_1_2/OpenRTM-aist-Python/installer/install_scripts/pkg_install_python_ubuntu.sh
 sudo sh pkg_install_python_ubuntu.sh

Choreonoid

 cd sample
 git clone https://github.com/Nobu19800/OpenRTMPythonPlugin.git
 cd ..
 mkdir build
 cd build
 cmake .. -DENABLE_PYTHON=ON -DBUILD_PYTHON_PLUGIN=ON -DBUILD_OPENRTM_PYTHON_PLUGIN=ON
 make
 sudo make install

cmakeコマンドのオプションを変更してビルドしてください。

 cmake .. -DENABLE_PYTHON=ON -DBUILD_PYTHON_PLUGIN=ON -DBUILD_OPENRTM_PYTHON_PLUGIN=ON -DENABLE_CORBA=ON -DBUILD_CORBA_PLUGIN=ON -DBUILD_OPENRTM_PLUGIN=ON

動作確認に必要なソフトウェアのインストール

動作確認のためにゲームパッドのRTCを使用しますが、このRTCの動作にはPySDL2がインストールされている必要があります。

動作確認用のRTCに必要というだけなので、次ページの動作確認を行わない場合はインストールの必要はありません。

以下のコマンドを入力してください。

 wget https://bitbucket.org/marcusva/py-sdl2/downloads/PySDL2-0.9.5.tar.gz
 tar xf PySDL2-0.9.5.tar.gz
 cd PySDL2-0.9.5
 sudo python setup.py install

さらにSDL2のインストールが必要なので、以下のコマンドでインストールしてください。

 sudo apt-get install libsdl2-2.0-0 libsdl2-image-2.0-0

これで準備完了です。

コメント

Windows版のパッケージがダウンロードできません

Windows版のパッケージをダウンロードしようとしたのですが、失敗しました。使用したブラウザはEdgeですが何が問題なのでしょうか?(node.htmという92kのファイルがダウンロードされていますが) また、Windows版では、Choreonoid-1.5のようですが、現在のバージョン(1.6.1)ではだめなのでしょうか? 1.6.1は、https://github.com/haraisao/choreonoid/tree/Python2 のソースコードではビルドできると思うのですが。

RE: Windows版のパッケージがダウンロードできません

①Windowsパッケージのダウンロードについて

すみません。このページのリンクが間違っていました。 既に修正済みですので、ダウンロードできるようになったと思います。

②Choreonoidのバージョンについて

かなり前にChoreonoidのリポジトリをフォークしてWindows用に独自の変更を加えたものでビルドしているのですが、時間がないため現在のバージョンでビルドできるかを試せていないという状況です。

RE: Windows版のパッケージがダウンロードできません

ありがとうございます。無事にダウンロードできました。Chorenoidのバージョンについて、承知しました。Chorenoidには、独自にRTMに対応している部分もありますので、将来的に共存&インターフェースの共通化などができることを期待します。

BUILD_OPENRTM_PYTHON_PLUGIN

Ubuntu 16.04 で手順通りにインストールしようとしたのですが、cmake で指定する BUILD_OPENRTM_PYTHON_PLUGIN が無いと言われます。github上のソースを検索しましたが、BUILD_OPENRTM_PYTHON_PLUGINは含まれていないようです。 ビルド方法で何か抜けているでしょうか?

ソース: https://github.com/Nobu19800/choreonoid @a020f54

  1. $ cmake . -DENABLE_PYTHON=ON -DBUILD_PYTHON_PLUGIN=ON -DBUILD_OPENRTM_PYTHON_PLUGIN=ON -DENABLE_CORBA=ON -DBUILD_CORBA_PLUGIN=ON -DBUILD_OPENRTM_PLUGIN=ON
  2.  
  3. ...(省略)...
  4.  
  5. -- Generating done
  6. CMake Warning:
  7. Manually-specified variables were not used by the project:
  8.  
  9. BUILD_OPENRTM_PYTHON_PLUGIN

BUILD_OPENRTM_PYTHON_PLUGIN

申し訳ありません。手順が一部抜けていました。 choreonoidのsampleフォルダにOpenRTMPythonPluginのソースコードを入れる必要があります。

 cd sample
 git clone https://github.com/Nobu19800/OpenRTMPythonPlugin.git

ダウンロード

最新バージョン : 2.0.1-RELESE

統計

Webサイト統計
ユーザ数:2195
プロジェクト統計
RTコンポーネント307
RTミドルウエア35
ツール22
文書・仕様書2

Choreonoid

モーションエディタ/シミュレータ

OpenHRP3

動力学シミュレータ

OpenRTP

統合開発プラットフォーム

産総研RTC集

産総研が提供するRTC集

TORK

東京オープンソースロボティクス協会

DAQ-Middleware

ネットワーク分散環境でデータ収集用ソフトウェアを容易に構築するためのソフトウェア・フレームワーク