DDS通信機能の利用

DDS(Data Distribution Service)はOMGが策定した出版・購読型モデルの通信ミドルウェア仕様です。 ドメイン内のDomain Participantがデータ配信を行うDDS Publisher、データ受信を行うDDS Subscriberにより他のDomain Participantと相互通信を行います。 Publisherは指定のトピック向けにデータを配信し、Subscriberは指定のトピック向けのデータを受信することができます。

dds1.png

DDSの概念図は上の図のようになっていますが、内部的にはUDP/IPによるマルチキャスト通信とユニキャスト通信によって通信しています。

dds2.png

ParticipantはPDP(Participant Discovery Protocol)で互いのParticipantを検出します。この時、マルチキャスト通信でユニキャストアドレスなどのメッセージを送信します。 次にSEDP(Endpoint Discovery Protocol)でユニキャスト通信によりDataWriterとDataReaderの情報を共有します。トピックとデータ型が一致した場合はエンドポイントが一致していると判定してデータの送受信を開始します。

この他にDDSには通信のQoS(Quality of Service)制御の機能があります。

利用可能な実装

現状、以下のDDS実装に対応している。

ダウンロード

最新バージョン : 2.0.1-RELESE

統計

Webサイト統計
ユーザ数:2195
プロジェクト統計
RTコンポーネント307
RTミドルウエア35
ツール22
文書・仕様書2

Choreonoid

モーションエディタ/シミュレータ

OpenHRP3

動力学シミュレータ

OpenRTP

統合開発プラットフォーム

産総研RTC集

産総研が提供するRTC集

TORK

東京オープンソースロボティクス協会

DAQ-Middleware

ネットワーク分散環境でデータ収集用ソフトウェアを容易に構築するためのソフトウェア・フレームワーク